埼玉県富士見市アイシングクッキー教室
褒められシュガーデコ Favoriファボリ です。
【用途に合わせた色使い】
アイシングクッキーを作る時、デザインはどーしようか?
と迷ったことありませんか?
私は毎回迷います。
迷いながら、考えます、
それは、誰のためにつくるか?
誰に食べてもらうためのアイシングクッキーなのかが明確になると次に進めます。
次に決まるのが、色やデザイン。
色までいちいち考えるの?と
思いがちですが、
食用ジェルをそのまま使うと、原色で明るく元気な色使いのクッキーになります。
子供用のクッキーを作る時などは、私もよく原色カラーの鮮やかなクッキーを作ります。
はっきりとした色を子供は好むんですよね。
本来自分の好む色ではないかもしれませんが、やはり
食べる人が幸せになれるように
と思うと、子供向けであれば、原色で元気な色使いの可愛らしいクッキーにするのがおススメです。
でも大人向けだとちょっと、はっきりしすぎた色は好まないなぁ〜という場合
そんな時、私は、複数の色を混ぜ合わせることで落ち着いた自然な色を作ります。 アイシングクッキーは
用途に合わせたり食べる人に合わせてデザインが違うように
色使いも変えて楽しむことをお勧めします。
【誰にでもできるニュアンスカラー作り】 一番簡単な方法は、「茶色」(ブラウン)をほんの少しだけ混ぜることです。
全ての色にこの、ブラウンを微量+することで、とても落ち着いたフレンチテイストなニュアンスカラーが作れるのです。
ニュアンスカラーは、特に大人っぽくなるので、
「子供のお菓子」のイメージがまだまだあるアイシングクッキーも、色を落ち着いたものにするだけで、仕上りが大人向けになります。
最近アイシングクッキーがとても人気があるのはこういった大人のデザインが楽しめることだと思います。
このように、用途に合わせてアイシングクッキーは原色系にしたり、ニュアンス系にしたり、デザインと一緒に考えることが必要なんですね!
また気を付けたいことは、
食品には目で見た時に食欲を減退させる色と、増進させる色があるということです。
食材や料理の色、背景の色、お皿の色、様々な色に食欲は左右されるように、
アイシングクッキーも、そのデザイン、クリームの色、ラッピングの色、背景の色、などに
食欲は左右されるんです。
【食欲と色味】
また、食欲をそそる色は、「暖色系」と言われています。
赤、オレンジ、黄色などは食欲をそそる色として神経を刺激します。
オレンジ色の明かりの下で見る料理がおいしそうに見えるのはそのためだそうです。
ではお菓子ではどうでしょうか?
お菓子では断然 「茶色」が美味しそうと見えるようです。
茶色は、焼き菓子の焼き目や、チョコレートなどを連想させます。
料理で食欲をそそると言われる赤は、お菓子では連想されるものがあまりありません。
緑は、抹茶やよもぎなど緑色のお菓子を連想できます。
そして紫や青は生理的に食欲を衰退させると言われています。
デザインではハロウィンなどで紫を使ったりはしますが、あまり多く紫を使うと、
食べたい!
美味しそう!
と言うよりは、「綺麗」「可愛い」など見た目のデザインの方に注目度が高くなります。
ただ紫は、紫芋なども連想できるので、使い方によっては食欲をそそることもあるのではないでしょうか?
また面白い記事を見つけたのですが、
色の好みには男女差があるそうです。
見る人によって色の好みはあるのはわかりますが、男女の差もあるんですね。
そして男性の方が全体的に色の濃いめの色合を好むことや、青など食欲衰退食への寛容さは女性の方が高いそうです。
やはり女性は、食べることもすきですが、デザインも重視するからでしょう。
人が見慣れている個々の食品に対する色のイメージを上手に再現することが、おいしく見える色に近づけるポイントなんですね。
アイシングクッキーでは、全てのものを食品に対するイメージで作ることはできません。
ですが、こういった、色に対するイメージや、感覚も知っていると、ギフトにする時などは
特に役にたつと思います。
誰が食べるのか?
どんな色で作るか?
これが決まるとぐっとデザインも考えやすくなります。
ニュアンスカラーの大人っぽいカラーは子供にはあまり向きませんよね?
誰のために、作るのか?
アイシングクッキーって相手を思ってデザインを考えるので、
とても心がこもっているんです。
だからこそ、世界中で贈り物の定番として愛されているんです!
アイシングクッキー!楽しく作って、おいしくいただきたいお菓子ですね。
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